25年来の仕事仲間が居る。 下請けなのだが若い頃からお世話になっている人。 社交性が高く、交渉力がある。 技術的には実は(?)なのだが、 システム開発という業務全般の知識が広く、 とても頼りになる人。
この人にやられた・・・(汗
良くある手法なのだが、 設計・・・システムの仕様を取り決める段階で、 ユーザ折衝も含めて外部SEに参入していただく。 その後、実装段階で参入したSEの会社へ製造請け負い発注する。
業務仕様に精通したSEを育成した上でその会社に任せる訳だ。 自社の売り上げにつながるわけだから、 スキルの高いSEの参入が期待できる。 実装期間を終えると納品検査を行う。
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・プログラム仕様書 ・ソースプログラム ・試験仕様書 ・試験結果 ・試験証跡 ・品質報告資料
これら納品物の検収を行い合格したらめでたく支払いとなる。 その後は運用環境で試験を行いお客様へ提供する。 もちろんその前に自社で受入れてストを行う訳だが、 このときの体制に問題があった。
通常サブシステムには社員をグループリーダとして配置し、 納品物の検査や受入れテストを行う。 今回担当サブシステムは現行コードを受領して修正するという内容。 かつ開発規模も小さいため、 グループリーダの役割も、 大部分を彼が担ってしまったのだ。 納品者(代表)と受入者が同一人物である。
すべて任せたわけではないが、 納品物のチェックが紙上のチェックのみとなってしまったため、 本当に実装しているかどうかのチェックが疎かになってしまった。 ここまで書けば結果は分かると思うが、
納品物が完全に捏造されたもので、 システム稼動開始4ヶ月前に、 1行たりともプログラムが修正できていなかったのだ。 完全な虚偽報告である。 昨年末から・・・
運用環境で一部機能に支障がある ↓ 一部機能が動作しない
と報告内容が変わって行った。 実装会議に私も参加して改修方法などを検討して対応してきたが、 最後には・・・
「全く動かないうえ必要なカスタマイズが行われていない」
という状態であることが判明した。 完全な失敗で納品時の確認不足であるが・・・ 彼にも責任を取ってもらわねばならん。 今後・・・恐らく夏ごろから瑕疵責任を追及する事になる。
リカバリのために投入した技術者の費用や、
現行システムを暫定で動かすための費用などを請求する事になる。 場合によっては裁判となるかもしれない。
全額でなくとも相当額を負担させねばならない。
個人事業主に近い業態で業務を行っている彼だが、 とても個人で負担できるレベルの金額では無い。
恐らくは彼の会社は無くなる。
可能であるならば救いたいのであるが・・・ 無理だろうね。 そして救うための行為も正解ではないのだろう。
2年近くにおよぶ大型のプロジェックで、 課題は多かったがQCDも確保できていた。 まさかこんな事になろうとは・・・ これまで頑張ってくれた部下や、 力添えをしていただいた上司、先輩方に大変申し訳ない。 あぁ・・・
どこか南の島に行きたい(汗
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